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じん肺健康診断:労働衛生コンサルタントへの道 Day12


みなさん、こんにちは。Dr.紅です。昨日と今日の最高気温は20度近い青森ですが、

みなさんはいかがお過ごしですか?

そういえば私、一昨日ブログを書いていなかったことに気づきました。
「1日1ブログ」のルールは守りたいので、今日2つ書きますね。

今日の一つ目はじん肺健康診断について。
じん肺と聞くと、昔の労災のイメージですが、今も繊細な部品の作業などは機械が出来ず、職人さんが求められます。
故に、今でも法律上粉じん作業とされる業務従事者は約61万人、その半数の方が健診対象です。

その内令和3年の新規有初見者は136人。
管理2〜管理4の累計有初見者は954人います。

じん肺健康診断は4つ(就業時健康診断、定期健康診断、定期外健康診断、離職時健康診断)。それぞれの対象者はどんな条件の人なのか?複雑なので一度まとめますね。

◉定期健康診断の対象者は?

  • 常時粉じん作業に従事する者の中で管理1 (胸部X線上所見がない)の人は3年に1回。管理2、3の人は1年に1回。
  • 常時粉じん作業に従事していたもので現在は粉じん作業以外の作業に常時従事している者は、管理2の人は3年に1回、管理3の人は1年に1回の健診を行う。

◉就業時健康診断の対象者は?

従事する日から1年以内に管理2、管理3(イ)が決定した人以外の新規従事者全員。

◉定期外健康診断の対象者は?(遅滞なく実施する)

  • じん肺所見、疑いが生じた人
    直接胸部X線写真と診断結果証明書をつけて労働局長へ報告し、地方じん肺審査医が判断し管理区分を決定する。
  • 1年以上の休業者に医師が休業不要の診断をした時

◉離職時健康診断の対象者は?(対象にならないのは、使用期間が1年以内の人)

  • 管理1:離職日まで1年超あるものの求めで、退職まで1年6ヶ月以上ある人。
  • 管理2、管理3(常時粉じん作業に従事している・従事していた人両方)で、前回の健診から退職まで6ヶ月未満の人。

※この部分はわかりにくいので原文もコピペ

(離職時健康診断)
第九条の二 事業者は、次の各号に掲げる労働者で、離職の日まで引き続き厚生労働省令で定める期間を
 超えて使用していたものが、当該離職の際にじん肺健康診断を行うように求めたときは、当該労働者に
 対して、じん肺健康診断を行わなければならない。ただし、当該労働者が直前にじん肺健康診断を受け
 た日から当該離職の日までの期間が、次の各号に掲げる労働者ごとに、それぞれ当該各号に掲げる期間
 に満たないときは、この限りでない。
一 常時粉じん作業に従事する労働者(次号に掲げる者を除く。) 一年六月
二 常時粉じん作業に従事する労働者で、じん肺管理区分が管理二又は管理三であるもの 六月
三 常時粉じん作業に従事させたことのある労働者で、現に粉じん作業以外の作業に常時従事している
もののうち、じん肺管理区分が管理二又は管理三である労働者(厚生労働省令で定める労働者を除く。)
六月
第七条後段の規定は、前項の規定によるじん肺健康診断を行う場合に準用する。

また随時申請の権利が常時粉じん作業をしている人、していた人、その作業者の事業者には認められています。

常時粉じん作業に従事する労働者又は常時粉じん作業に従事する労働者であつた者は、いつでも、じん肺健康診断を受けて、厚生労働省令で定めるところにより、都道府県労働局長にじん肺管理区分を決定すべきことを申請することができる。

ちなみに、日本では江戸時代から「炭鉱を掘る人たちが病気になるようだ」と認識はされていたようです。そして昭和40年も炭鉱を掘る仕事はこんなに無防備だったです。
じん肺法の制定は1960年。改定を重ねて現在の法律があるのですね。

今日も最後までご覧くださり本当にありがとうございました。

・社会医学専門医/指導医 
・MBA(グロービス経営大学院)
・医学博士
・国立保健医療科学院分割後期卒業 
・日本医師会認定産業医 

労働衛生コンサルタント取得を
目指す公衆衛生医師です。

また、2027年の起業を目指し、
リベラルアーツ大学の学びを
実践中です。

ブログを毎日更新しているので、
ぜひコメントをください。

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