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脳・心臓疾患の労災認定基準の改正:労働衛生コンサルタントへの道 Day21

こんにちは、Dr.紅です。鼻炎は少しずつ治りましたが、喉が荒れており1時間に1度の咳発作が集中力を削いでくれています。そんな中

みなさんはお元気にお過ごしでしたか?

さて、今日の勉強は今年改正になった「脳・心臓疾患の労災認定基準の改正」についてです。

脳・心臓疾患(具体的な病名は脳卒中、脳出血、くも膜下出血、急性心筋梗塞、狭心症、大動脈乖離など) は過重労働と関連が強いとされています。

私が社会人になったばかりのときには、過重労働を推奨する雰囲気までありました。多くの人たちが過重労働の犠牲となる悲しい歴史があった上で、今日の労災基準を作り上げてきました。なので、同じ思いをわたしに関わる労働者さんとそのご家族にさせないために、まずはしっかり覚えます!

改正前の脳・心臓疾患の労災認定基準は以下①〜③でした。

①直前の異常な出来事(発症直前から、前日までの間に、発生状態を時間的及び場所的に明確にシュール異常な出来事に遭遇したこと)

②短時間の過重業務

(発症に近接した時期、おおむね1週間前までにおいて特に過重な業務に就業したこと)

③長時間の荷重

(負荷が1ヵ月に100時間または2から6カ月間の平均で、月80時間を超える時間外労働があった時)

令和3年の改正後は❶〜❹https://www.mhlw.go.jp/content/000833810.pdf

❶③長時間過重業務の評価は1ヵ月200時間または2から6カ月間平均で月80時間を超える時間外労働があった場合であったが、上記の時間に至らなかった場合でも、労働時間以外の負荷要因の状況も十分に考慮し、業務と発想との関係がつよいと評価できることを明確にした

❷②③の長時間の家事業務、短時間の過重業務の労働時間以外の負荷要因を見直した。

具体的に追加されたのは、インターバルの短い業務、休日のない連続勤務、その他事業場外における移動を伴う業務、心理的負荷を伴う業務、身体的不安を伴う業務

❸①②短時間の過重業務、異常な出来事の業務と発症との関連性が強いと判断できる場合を明確化した

❹対象疾患に重篤な心不全を新たに追加した

※変更がない点は以下

・長時間過重業務、短時間過重業務、異常な出来事により、業務の過重性を評価すること

・長時間過重業務については、発症前1ヵ月におおむね100時間または発症前2カ月間ないし、6カ月間にわたって1ヵ月あたり80時間を超える時間外労働が認められる場合は、業務と発症との関連性が強く評価できること

今は本当にいい時代になりました。

今日も最後までご覧くださり本当にありがとうございました。

雪を楽しんでいる?白鳥たち

・社会医学専門医/指導医 
・MBA(グロービス経営大学院)
・医学博士
・国立保健医療科学院分割後期卒業 
・日本医師会認定産業医 

労働衛生コンサルタント取得を
目指す公衆衛生医師です。

また、2027年の起業を目指し、
リベラルアーツ大学の学びを
実践中です。

ブログを毎日更新しているので、
ぜひコメントをください。

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